環境問題に思う

(2008/4/20)
最近、地球はどうなっていくのだろうとつくづく思う。
大量に生産される自然に還らない製品。
平気で埋め立て処分される膨大な燃やさないごみ。
どう考えてもモノがあふれすぎている。
食物もあふれすぎている。
ほとんど品切れしないほどに店頭に並べる必要はないだろう。
ごみ問題だけでなく様々な面で大量生産、大量消費、大量廃棄は深刻な影響を与えている。


街には地面が無くなって久しい。
一面アスファルトしかない。
大量の自動車。
子供が外で一人で遊ぶのは超危険な行為となってしまった。
本当にこれが豊かな社会なのか。
もしこの世から自家用車だけでも無くなればどれほど心豊かな世界になるだろう。


増えすぎた人口。
200年前には10億人だった人口はいまや66億人もいる。
今でも一日20万人増えているという。
食物連鎖にも組みこまれずひたすら自然破壊のみを行う人間。
こんなに人口が増えてしまってはもはや自然と共生するのは容易ではない。


子供の頃、近所には緑があり昆虫がいた。
蝶々、とんぼ、あめんぼ、かえる、くわがた、バッタ、蚊・・・
どこにでも大量にいるので蝶々獲りにはあまり興味が無かったほど。
今その場所は整地され人工的に植樹、花が植えられている。
文化的だが昆虫はほぼ絶滅してしまった。
子供と半日蝶々を探して1〜2匹しか見つからない。


私の街でも次々と道路が造られ、みるみるアスファルトで埋めつくされていく。
交通量がわずかな場所でもどんどん舗装されていく。
なんのために舗装するのだろうか。
更に高速道路を造る話まである。
そのために緑豊かな山を開拓するのだという。
地元の私に言わせれば、全く必要ない高速道路だ。
たとえ無料だとしても利用者はほとんどいないだろう。


二酸化炭素の取引き制度って・・・。
自然破壊した事実をお金を支払ってチャラにしたことにするという意味不明な制度。
これを本気で推進しようとしてる人って何考えてるんだろう。


地球温暖化で北極の氷が急速に溶けているという。
そして溶けた氷の下にはなんと大規模な油田があった。
アメリカを筆頭に油田の利権争いを展開している。
このまま人類は地球の全ての油を使い尽くすまで採り続けるのだろう。
その先に破滅があることを考えもせずに。


たぶん今後状況が好転することはないのだろう。
人類が完全に地球を破壊するまでこの愚行は続くのだろう。


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